我が家のキャッツは保護猫です。なるべくなら飼える人は保護猫を助けてほしい。しかしながら飼い始めるにはいろいろと気にしておいたほうが良いことがあったので、自分の体験を踏まえて保護猫譲渡を受ける側の流れを紹介します。
あなたにとって良きパートナーが見つかりますように。

1,保護猫との出会い方
一般的にはペットショップを利用するか保護動物の譲渡会や里親に申し込む方法があると思いますが、ここでは動物保護センターに訪問した実体験を基にお話しします。
初めて保護センターに訪問して最初に感じたのは、思っていたよりも多くの犬や猫たちが保護されているという事でした。中には病気を患っている子や怪我をしている子、飼い主が亡くなって保護された高齢の子もいたり。ホームページ上で紹介されていない子も多いという事実を知りました。
施設によってはボランティアによる運営で手が回っていない状況も考えられますので、実際に訪問してみない事にはどのような子がいるかハッキリしない場合もあるかと思います。一旦はご自身の希望(子猫・成猫・オス・メス・多頭等)を明確にしてから訪問を計画したほうが良いでしょう。
また、それぞれ保護された経緯や、様々な問題を抱えていたりする子も居るので、可能な限り質問などしてしっかりその子を理解してあげましょう。
我が家では、妻が多頭飼いの経験者であったり現在の賃貸契約では猫は2頭までOKだったので、2頭引き取りを前提に探し始めたところ、偶然居た生後4か月の姉妹猫と巡り合いました。

家に来たキャッツはその後でとあるハプニングがありました・・・。
2,譲渡の流れ
何かの縁で巡り合えた子が見つかったあと、早速ですが譲渡の申し込みをし、担当者の方との面接にて適正ありと認められた時点で引き取りが確定しました。
勝手なイメージでは、飼い主としての適性や動物との相性を見られてから申し込み→後日引き取り可と思っていましたが、生後1歳未満であれば「模擬飼育」が無い為、初訪問日で譲渡は成立となりました。
やはりここも施設によってはルールが違うと思いますので、事前に確認しておくことをお勧めします。もしくは慌てて引き取り準備をすることが無いように、受け入れ態勢(ケージやキャリア、トイレ等)を整えてから行動した方が良いでしょう。

そして譲渡が決定した後には、寄付金という名目でお金の徴収がありました。1頭5000円~
無料の所もあるかもしれませんが、施設の運営費などギリギリで維持されているかもしれませんので、お願いされた場合は使用目的など確認して納得できたら応じてあげてください。それが今後の保護活動の一助になるのであれば捨て銭にはならないと思いますので。

3,譲渡の条件
自分が訪問したところでは、譲渡に際していくつかの条件がありました。
- 猫の飼育歴
- 多頭飼いの経験有無
- 予防接種を受けさせる義務
- 避妊手術を受けさせる義務(後日証明書の提出)
- 室内から出さない事
- 絶対に手放さない事
- 譲渡申込書類の記入
- 身元の確認ができる証明書の提示
- 賃貸先でペット飼育が許可されている事の証明 etc.
動物の命にかかわる部分なので、初めて飼うという場合は「この人に預けて大丈夫だろうか」と少々不安がられるかもしれません。ですが、事前にしっかりと環境を整えておけば飼えない理由は無くせるので絶対にダメということはありませんよ。
4,譲渡を希望する者の心得
猫だけに限らず、生き物を飼う際に大事なことは
- なぜ飼いたいのか
- 飼い始めたら何をしたいのかといった動機がしっかりあって
- 最後までちゃんと看取る責任感だと思います。
どんな子でも迎い入れることが出来たら、癒されることは間違いなし!たまに粗相もあるけど・・・

未来の保護猫の飼い主さん、よろしくおねがいします!

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