夏が近づいてくると気になるのがクルマの車内温度。そんな暑さの軽減を期待できそうなダッシュマットを装着したら、安全運転に対してもメリットを感じたので、少々の残念ポイントと併せてダッシュマットの効果や「あったほうが良い理由」を紹介します。
- MAZDA
CX3,5,8,30,MAZDA2,3,6,
AXELA,ATENZA - SUBURU
LEVORG,FORESTER,XV,
IMPREZA,LEGACY - TOYOTA
LAND CRUISER PRAOD,CHR,CAMRY,
HILUX,RAV4,COROLLA - SUZUKI
SWIFT SPORT - HONDA
VEZEL(前モデル) - NISSAN
XTRAIL,SILVIA - MITSUBISHI
OUTLANDER
他 (ハイフン省略)
※紹介写真は全てiPhone11にて撮影
(未加工1.0倍, 一部0.5倍)
1,【Sunlandダッシュマット】の特徴
- 車内温度の上昇を抑える
- ダッシュボードの劣化抑制
- フロントガラスへの映り込み減少
- 海外製でも右ハンドル仕様が標準設計
- 材質はしっかりしているのに軽い
- 車種専用設計でマットはズレにくい
- 買い切りで長期使用可
オーストラリアの大手メーカー「HAIGH社」が、車種別設計の高品質自動車用ダッシュマットを製造・販売しています。製品は3Dの立体成形を採用していることや、オーストラリアは日本と同じ右ハンドル仕様であることにより、凹凸や隅までカバーされているなどして装着感は良くまとめられています。
また、自動車のトランク床材などに採用されている耐候性の高い素材(カネカ㈱PROTEX®)を使用しているため、太陽光や熱に晒されていても劣化を抑えられ長い期間使い続けられそうです。
2,【Sunlandダッシュマット】の性能
- 装着時と非装着時ではダッシュボードの表面温度差が約20℃
- エアコンの負荷軽減で燃費悪化も軽減
表面温度差の約20℃とは販売元の測定値です。実際の体感としては炎天下に素手で触れられるかどうかくらいの差です。また、駐車中や走行中に太陽光がダッシュボードに直接降り注ぐのを防ぎ、車内温度上昇を緩和するので、クルマに乗り込む際の体感温度が低く感じられることやエアコンの効き具合が良くなった印象を持ちます。
クルマの内装品は主にプラスチック樹脂成型品で構成されており、耐熱試験(95℃等)を行っています。樹脂の種類にもよりますが耐熱温度は100℃を軽く超えるものもあるので、逆を言えばクルマの内装はそれほどの高温を溜められるということになりますね。
外気温35℃の環境下でJAFが行ったテストによると、エアコンで25℃程度を維持していた車内温度が、エンジンを切って駐車をすると1時間も経たずに50℃を超え、直射日光が当たりやすいダッシュボードの温度は70℃を超えたそうです。
3,【Sunlandダッシュマット】の外観




ダッシュボードの形状に沿って成形されているので、パサっと被せるだけで吹き出し口も塞がずにフィットします。個体差で多少の形状ズレや浮きはありそうですが、そのうちに馴染んできます。一応マジックテープが付属されていますが、使用する必要は無いでしょう。
車外からの見た目では、黒色が強調されて見えるので落ち着いた印象を抱きます。
4,【Sunlandダッシュマット】のメリット
ダッシュマットは暑さ対策の他に、光の反射を抑えてフロントガラスへの映り込みや眩しさを軽減する効果もあります。
撮影場所:松江自動車道 加茂岩倉PA








このように視界の良さが感じられることから、運転のしやすさや眼精疲労の軽減も期待できると感じられそうです。
街中では光の反射で歩行者を見落とした・・・、というシーンは無い事もないと思うので、マット有りでそうしたリスク回避ができるのであれば有用なアイテムと言えるでしょう。
そして意外なことに、日中よりも夜間の方が差を体感できました。
撮影場所:新名神高速道路 鈴鹿PA




夜間走行時に街灯を通過する際やお店の明かりが差し込むときなど、フロントガラスに反射するのを見たことがあると思いますが、そういった映り込みも抑制されていることが体感できました。
走行中に撮影ができていないので示せませんが、快晴の日に真っ暗なトンネルに進入する際の暗順応も多少早まった印象も持ったので、光の眩惑は抑えられていると感じられます。
5,【Sunlandダッシュマット】の残念ポイント

特に大きなデメリットは感じていませんが、無理やり捻り出すとすれば下記の2点。
- 起毛の表面にゴミ・ホコリ・虫が付いてもサッと拭きとれない
- デフロスター(フロントガラス曇り取り)の風量によってはマットが浮き上がる
ダッシュマットの表面は起毛仕上げなので細かい物が引っ掛かりやすく、ホコリ等はふき取りにくいため、定期的に掃除機やコロコロなどでキレイにしていないと安っぽく見えてしまうかもしれません。
そして冬に使用して分かったのが、デフロスターの風穴にダッシュマットが少し被さるので、風量が強いとブワっと浮かしてしまったり、なんとなく曇り取りの効きが弱くなったかな?といった事がありました。
6,ダッシュマットでも軽減できない事
実は日が照っているところでの長時間の駐車において、サンシェードもダッシュマットも熱だけは防ぎきれないようです。夕方に会社から帰社するときのクルマに乗ればわかりますが、全体的に熱が回ってしまっていますよね。(日光に晒されていないはずのステアリングも熱い)
前述のJAFテストでの実験結果から、2時間も経過すればサンシェードをしていてもサンシェード無しの車両と同じ車内温度にまで上昇したそうです。(窓を少し開けていれば-5℃とのこと)
考えてみれば、サンシェードやダッシュボードマット以外の部分は太陽光に晒されていて、クルマのボディは内装まで繋がっているので熱は移ってきます。
ダッシュマットを装着すれば常に熱を和らげてくれると期待しすぎるのはNGでしょう。
7,【Sunlandダッシュマット】を選んだ理由
もし、車内温度の冷却だけが目的なら
- 太陽光の熱線も防ぐフロント・サイドガラスに交換
- 太陽光の熱線も防ぐフィルムを全面のガラスに貼る
- 強力なエアコンシステムに置き換える
上記などの方法を採用した方が効果的でしょう。しかし、それではダッシュマットを装着するだけよりもかなり高額になってしまいます。
- 内装で一番過酷な条件下のダッシュボードを保護し 割れ・硬化・変色・色あせを抑える
- 駐車後の急激な車内温度上昇を防ぐ
- 暑さを抑えてエアコンの性能低下も抑える
- エアコンの負荷を減らして燃費を稼ぐ
- フロントガラスへの映り込み・光の反射を抑え運転を楽にする
他の製品とも比較検討した結果、暑さ対策の他にもこれらの効果を得られるコストパフォーマンスの良さが「Sunlandダッシュマット」を選ぶ決め手となり、実際に自車用に購入し重宝しています。
使用レビューとして最も体感できたのは、フロントガラスへの映り込み・光の反射が抑えられて運転しやすくなったことで「無いよりはあったほうが良い物」として機能性を重視する方にはオススメできる事でした。
※模造品が存在しているとの事で正規の販売代理店かどうか注意が必要です。
正規販売代理店名:LONG AUTUMN
以上ですっ
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